【書評】その後の隣の億万長者

お金持ちになる方法は、
①倹約であること、②お金を稼ぐこと、③投資でお金を増やすこと。

①倹約であること
お金持ちは意外と倹約である。
お金持ちは高級な腕時計をつけないし、高級車も乗らない、美術品も持たない。

倹約するコツは以下のとおり。
お金を使うことで満足感を得るのか、その逆か
特急電車を例にとれば、お金を使って快適な電車で移動する時に満足感を得る人もいれば
お金をかけずに移動したことに満足感を得る人もいる。
両者の満足感が同じだとしたら、後者の方がお金をかけずに生活していくことができる。

お金を使うことをためらうようになる情報を一つ紹介する。
普通の会社員であれば、手取りは額面(本来の稼ぎ)の7割ほどである。つまり、100万円消費する時、143万円分の稼ぎをそれに費やしているということなのである。なんたる浪費であろうか。

②お金を稼ぐこと。
本書では、収入が多い人はIS型富裕層として分類され、資産が多いBS型富裕層と明確に区別されている。
この二つの重要な違いは、経済的自由を達成するためには資産型のお金持ちが有利ということである。
人によって目標は異なるが、経済的自由の達成は目指すべき価値のあるものであり、本書もその状態になることを評価している。
概して、IS型富裕層は消費が多く、稼いだ分だけ使ってしまう。稼げるうちは問題ないが、稼げなくなった時に生活に苦労するようになる。
お金を稼ぐだけではお金持ちになれない。お金を稼ぐだけでなく、手元にお金を残すところまでが大事なのである。

③投資でお金を増やす
本書は倹約してお金を貯めることと合わせて、それを適切に運用することを重要視している。
上手く運用しているお金持ちは、投資の勉強に時間をかけているし、自らの判断に基づいて投資判断を行っている。それに加えて、行動特性として、規律を挙げている。常に規律ある行動をとること。規律ある行動を取るために、投資プランについて熟考することが求められる。


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